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2010年1月の3件の記事

2010年1月19日 (火)

マンション78 激戦区

突然だが、僕はマンション78が好きである。
マンション78という言葉は、そもそも僕の造語なので、何のことだか分かる人はいないと思うので一応説明しておくと、
・1978~1983年頃に
・大手デベロッパー(主に長谷工)の手により
・主に首都圏の
・都営よりは駅から遠く、公団よりは駅に近い場所で
・とりわけ工場や倉庫の地方移転した後の遊休地に
・数百世帯規模で
・3DKか3LDKで60m2くらいの部屋の
・白色系の吹きつけの壁に
・原色系に塗った台形方のエレベータ塔と
・80年代前半的でなイメージの名称を付けて建設された
・民間分譲タイプのマンション
である。

百聞は一見にしかずである。江東区は木場において、マンション78の群生地を発見したのでここに報告する。

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典型的、マンション78である「木場ハイツ」、79年長谷工の物件。マリンブルーのエレベーター塔、50~60m2の居室面積。名前の「木場ハイツ」こそ、巷の賃貸アパートのようにカジュアルだが、おそらく1年遅く80年代に入ってから建てられたとしたら、また違ったネーミングになっただろう。(もうすこし、うすぼんやりとニューファミリー的にメルヘンな名に)
角住居のベランダのR感、耐力壁が表出しているだけかもしれないが、ベランダ側に縦に入っている白色のひし形連続仕切りデコラが、大規模マンションの水平的退屈感に、バーティカルなアクセントを与えている一方、外廊下側のファサードおよび非常階段の退屈感からしてかなり典型的マンション78といえる。唯一残念に思ったことが、ベランダ手すり部が、現代的なパンチングあるいはアクリルパネルで流線型にリフォームされてしまっている点。これがなければ、ほぼ満点だったのだが。

R8080153 R8080195 運河の反対側は、82年でやはり長谷工の「ニューライフマンション木場」。カラーリングはレッド系。こちらは規模も小さいからか、連続仕切りデコラもなく、コストセーブした印象。ただ、ベランダの手すり部が、ほぼ竣工時のままの柵仕切りな点は評価できる。ただ。道路に面する部分だけは交換済のようだ。及第点という感じか。

R8080192 「ニューライフ」の裏手には、マンション78には珍しく着まわし良さそうな地味系色でキメた、小型タイプを発見。塔屋が頭でっかちで愛嬌を感じる。

R8080162 この運河沿いは、まさにマンション78の激戦区。
木場駅からも豊洲駅からも10分以上と、立地はまさしくマンション78の王道をいく。



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コラボレーション by 高架下 & マンション78





R8080238 さらに塩見の方へ歩くと、コンパクトで自己主張の少ないタイプの、マンション78「ネオコーポ木場」を発見。80年by長谷工。写真には写ってないが、ちゃんと台形の塔屋も乗っている。

ベランダをリフォームしてしまっている上、
小規模なので、マンション78としてのアイデンティティは薄いと思われるが、それでも2本の連続仕切りデコラが、マンション78としてのプライドを感じさせる。

小規模=管理組合役員が少ないから、ダイナミックなリフォームが行われる可能性も高く、中古での購入を検討する若者も多いのではないか? 今後の変化に期待せざるをえない、隠れた異端児かもしれない。

最後に現実的な話をすれば、この地区のマンション78の60m2前後の居室は、現状1千万円台後半~2千万円台半ばで中古取引されている。築30年前後で交通は不便とはいえ、この価格帯が維持できているところからして、不動産価値の見地からもマンション78の評価は高いと思われる。外装はともかく、管理体制や、内装は徹底的なリノベーションがおこなわれている物件が多く、所得が少なめだけど都心近くに住みたいDINKSにはぜひオススメしたい。 僕個人的にはずっと独身だとしたら1千万円台後半であればつい衝動買いしてしまいそうな気がする。

最後はなんだか、住宅情報誌のリノベーションマンション特集のようになってしまった。

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2010年1月 5日 (火)

高架下初詣、カジュアル土木、ディテールについて、

正月早々、住宅都市整理公団主催の高架下初詣に参加してきた。

【リンク】
「高架下初詣」開催します
http://blog.livedoor.jp/sohsai/archives/51629138.html
2010「高架下初詣」土木イベントに初参加、箱崎はやっぱりジャンクションの横綱だった
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/kokashita.html
高架下初詣参加してきた(三鷹タカハシ版)
http://mitaka-sound.com/blog/blog/archives/350

寒い中、よく50人以上も集まった(自分も)。
写真はヘタクソなので、上記のリンクの方々の後に載せるのもおこがましいものだ。そもそも僕はおそらく、土木鑑賞の世界ではド素人、というか、きわめてカジュアルな世代の鑑賞者なわけで、それはつまり履歴書の趣味欄によくある「音楽鑑賞」という無難な回答と大して変わらないレベルのあくまでライトな趣味としての「土木鑑賞」趣味であるわけであって、そこのところは致し方なしと笑っていただき、それで結局写真は載せる(笑)

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現場にいたときは、それはもう寒くて寒くて、どちらかというと観るというよりも、ひたすら撮るという姿勢だったのだが、特にこの日は寒かったわけでもなく、要は僕らは寒い場所(川沿い)をひたすら歩いていたんだ。で、あらためて暖かい部屋で写真を見てみると、実際見たときより、よく見える。これが写真の力か?と思ったが、たぶん違う。

でも個人的には、高架下を撮るという行為はあまり行わず、どちらかといえば、周囲のものに目がいってしまい、それらを撮ることに終始してしまいがちであった。基本的にディテールに目がいくのだ。

R8080227 ガソリンスタンドノートの方に教えていただいた、都市内ダムや、

R8080233 同じく、教えていただいたRC製の歩道橋。

R8080241 飯田橋の歩道橋の雨樋に、




R8080275 室外機と非常階段が規則的に配置された高架下ビル。

R8080301 首都高の橋脚に巻きついた、ゆがんだ歩道橋や、

R8080313 橋脚のひび割れた文字、



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西神田の建築、

R8080355 喫水線の描かれた橋脚に、

R8080368 近くの誰かが言ったことだが、
「トーナメント形式の室外機配置」


R8080373 ジョイント部。

R8080387 甘い施工(リベットの位置が)。

R8080427 備えすぎて、かえって憂いありそうな脱桁防止具や、



R8080466 天国へと続く階段。

R8080513 地下にはシールドトンネル(おそらく半蔵門線)が生き埋めにされ、

R8080488 母は長男を負い、トイレへ。





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やがて次男も生まれ、

R8080508 気象庁はアンテナが満載で、

R8080445 カメラはCX2を持っていったので、
ふとミニチュアライズしたり、


R8080459 もともとミニチュアなものを
ミニチュアライズしたり

R8080587
打ち上げではこんなことをして遊んだ。







つまり僕はそういうことです。

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ディテールとリアリティ。

初詣にて。

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